地方にいる食品衛生監視員のブログ

あなたのお役に立ちますように(たまにネガティブなことも書きます…笑)

普段の業務

初めに普段の業務について説明します。だいたい以下の4つが多いです。

①許可審査…営業許可を取りたい業者が保健所に必要な書類を出し、書類上でOKと判断したら店の厨房を見に行き、設備基準に適合していたら許可を出すこと。全く新しく店を開く場合は新規、新規で取った後、許可の期限が切れそうなので引き続き許可を取る場合は更新と言います。大きく分けると飲食店、販売店、工場の3つです。
 
②監視指導…営業施設に監視(立ち入り)し、指導すること。保健所から行く場合、業者から頼まれていく場合があります。許可のいらない業種もありますが、そこへの立ち入り権限もありますし、営業を止めさせる権限もあります。①③④もある意味、監視指導と言えます。
 
③苦情対応…お店を利用した客、製品を購入した客からの苦情を受けて対応することです。相手の話をよく聞く力、トーク力が必要です。
 
④収去検査…主に工場から製品を抜き取り、細菌の検査、添加物の検査を行います。基準から外れていた場合、保健所の指導だけで済む場合と、回収を命令しなければならない場合があります。
 
私の職場は地区の担当が決められており、この町名のところは○○さんと割り振られています。たまたま自分の地区が工場が多かったり、繁華街だったり、ショッピングモールがあったりすると業務の質や量が結構変わります。不公平さを解消するため、職場によっては地区を何年かで交代します。
 
 ①~④の頻度ですが自治体、公所によってまちまちです。たまたま自分の地区にお店がたくさんできればその分、許可を出しに行きますし、たまたま苦情が多く寄せられたら対応しないといけません。そうすると立入するだけでなく、書類を作成するという業務がついて回ります。
 
私の経験上、入りたての年は慣れていませんので残業は多かったですが、数年たって慣れるとよほど緊急のことがない限りは定時で上がれます。立入の日時もある程度、自分で決めれますので、仕事が集中しないよう上手く分散して入れれば、立入続きで辛いと思うことは少なくなりますし、計画的に有休を使うことができます。私の先輩はその年の有休をきっちり使い切っていました。効率的に仕事を終わらして、プライベートを充実させたいですね。